内視鏡検査の合併症と対処法

内視鏡検査は、食道・胃・腸などの内部臓器を直接観察するための手技です。直径約0.6cmの柔軟なチューブに小型カメラが装着され、口から喉、食道を通って胃や腸まで挿入されます。視覚的に確認できるため、他の非侵襲的検査では見つけにくい異常を検出できますが、手技特有のリスクや合併症がまれに生じます。

出血

  • 内視鏡が消化管の粘膜を引っ掻いたり、組織を採取(生検)したりすると、軽度の出血が起こることがあります。通常は自然止血しますが、稀に止血処置が必要になる場合があります。

発熱・感染

  • 内視鏡は滅菌されていますが、体内に異物が入ることで感染リスクはゼロではありません。まれに内視鏡が消化管を穿孔し、感染や発熱を引き起こすことがあります。感染が疑われる場合は抗生物質で治療します。

吐き気・嘔吐

  • 内視鏡が食道や胃に刺激を与えるため、検査後に吐き気や嘔吐を感じることがあります。また、鎮静剤や鎮痛剤の副作用でも同様の症状が現れることがあります。

受診が必要な症状

  • 以下の症状が現れた場合は、速やかに医師へ連絡してください。
    • 呼吸困難
    • 激しい腹痛や痙攣
    • 血便や血痰
    • 嚥下困難(飲み込みにくさ)

これらの症状は稀ですが、検査後に異常を感じたら早めに医療機関を受診することが重要です。

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