TURP(経尿道的前立腺切除術)とは?
手術の概要
経尿道的前立腺切除術(TURP)は、前立腺肥大(良性前立腺過形成、BPH)の治療に用いられる内視鏡手術です。尿道から細い光源付きの切除鏡(レセクトスコープ)を挿入し、電気メスで過剰な前立腺組織を除去します。全身麻酔または脊椎麻酔下で行い、入院が必要です。
回復期間
手術後は膀胱に血液がたまるため、カテーテルで排出します。血液がなくなり次第カテーテルは抜去され、在宅での回復が始まります。完全に回復するまで約6週間かかります。
リスクと合併症
すべての手術と同様にリスクがあります。主な合併症として勃起障害や射精障害、失禁が報告されています。また、手術中に使用する洗浄液が体内に吸収される「TURP症候群」も起こり得ます。症状は血圧上昇、徐脈、嘔吐、吐き気、意識障害などで、通常は数時間で回復します。
手術後の生活習慣
手術後数日で尿量が増え、再手術の必要性は低いです。ただし、毎年の直腸診は継続してください。TURPは癌予防にはなりませんが、前立腺肥大による排尿障害の改善に有効です。カフェイン摂取を控える、去痰薬や抗ヒスタミン薬の過剰使用を避ける、定期的な運動で筋肉を鍛えることが推奨されます。
