椎間板変性痛に対するモルヒンポンプ療法

椎間板の損傷による慢性的な神経痛(椎間板変性痛)が、経口薬や理学療法、硬膜外注射、背部手術で十分にコントロールできない場合、医師は脊髄内にモルヒンを直接投与するポンプの埋め込み手術を提案することがあります。

事実

  • 1981年以降、多くの研究で脊髄内投与型モルヒンポンプの有効性と安全性が確認されています(2007年クロアチア医学ジャーナル)。このポンプはモルヒンだけでなく、バクロフェンやヒドロモルフォンも投与でき、椎間板変性痛の管理に活用されています。

特徴

  • リフィル可能な薬剤リザーバーとプログラム可能なポンプを備え、チューブとカテーテルで薬剤をリザーバーから疼痛部位の脊髄管へ直接送ります。

手術手順

  • 外科医は腹部の皮下に薬剤リザーバーを埋め込み、腰部付近にカテーテルを背部正中線に沿って設置し、損傷した椎間板近くの空間へ導きます。

利点

  • 疼痛部位の神経に直接薬剤を供給できるため、経口投与に比べ副作用が少なく、効果的な疼痛緩和が期待できます。

留意点

  • すべての患者に効果があるわけではありません。まずモルヒンを疼痛部位に注射し、効果を確認した上で手術を行います。
  • 手術に伴う感染や出血のリスクがあります。

注意事項

  • リフィルは資格のある医療従事者のみが行い、過剰投与を防止します。モルヒンの副作用として抑うつ、不安、便秘、嘔吐などがあります。長期使用で薬剤耐性が生じ、鎮痛効果が減少することもあります。
  • 感染や鎮痛効果の消失、薬剤の不適切使用が認められた場合、ポンプは除去されます。

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