外科用ドレープの種類と特徴
手術用ドレープは、手術台や機器、手術室内の物体を覆う布やプラスチック製のカバーです。素材は様々で、体液が染み出さないよう強化されています。
心血管ドレープ
心血管手術に使用され、長時間の手術に耐えるよう設計されています。自己粘着テープで切開部周辺を固定し、軽量かつ高強度です。糸くずの付着を抑え、細菌感染を防止し、体液の浸透を防ぐために強化されています。
整形外科ドレープ
整形外科手術向けに開発され、筋骨格系の手術に適しています。切開部が小さく、股関節から関節鏡検査まで対応可能です。液体回収ポーチ、低糸くず生成、高い耐裂性・耐擦過性を備えています。
その他の専門ドレープ
一般外科、婦人科・産科、神経外科、泌尿器科向けのパックが用意されています。
織布手術ドレープ
主にリネンまたは綿で製造されます。リネンは平方インチあたり140〜160本、綿は約280本の糸で織られますが、液体撥水性が低く、糸くずが多く、滅菌や汚染リスクが高いという課題があります。
不織布手術ドレープ
ナイロン、レーヨン、ポリエステルなどの合成繊維とセルロース繊維で構成され、織布の欠点を解消しています。優れたバリア性、低糸くず、耐裂性を持ち、使い捨てが一般的です。
