手術室における無菌技術の基本原則
無菌フィールド
手術無菌技術の第一原則は、無菌フィールド内のすべての材料が滅菌されていることです。フィールドに追加する物品もすべて滅菌品でなければなりません。手がフィールドに入る場合は、滅菌手袋を装着し、手袋は無菌包装から取り出す必要があります。
第二原則は、穿刺、裂傷、湿潤により無菌バリアが損なわれた場合は汚染されたとみなすことです。無菌フィールドが破れたら、開口部から微生物が侵入し汚染が起こります。
無菌境界
第三原則は、包装を開封した瞬間、包装の縁から2.5cm(1インチ)の範囲は無菌ではないとみなすことです。たとえば、滅菌手袋を装着する前に包装を開くと、その1インチの領域だけが触れてよいとされます。
第四原則は、テーブルに掛けたドレープはテーブル面のみが無菌で、脚部や下部、棚は無菌ではないとすることです。
無菌性の疑問
第五原則は、対象物の無菌性に疑問がある場合は、無菌でないと判断することです。
第六原則は、無菌の人や物は無菌フィールドとだけ接触し、無菌でない人や物は無菌でない領域(2.5cmの境界)とだけ接触させることです。
動きと視野範囲
第七原則は、無菌フィールド内外の動きがフィールドを汚染しないようにすることです。手術中は常に正しい無菌手技を守ります。
第八原則は、視界の外や腰以下にあるものは汚染され無菌ではないとみなすことです。例えば、物が腰以下に落ちたら無菌性を失います。背後にある体の裏側も視界外なので無菌ではありません。したがって、背中を向けず、必要なテーブルは腰の高さまで持ち上げます。
空気曝露
第九原則は、無菌物や無菌フィールドは空気に長時間曝露されると汚染され得ることです。手術は整理整頓し、できるだけ迅速に完了させるべきです。
