手術適応
脳性麻痺の子どもは、脳が筋肉の緊張を適切に抑制できないため、四肢に持続的な痙縮が生じます。感覚神経が筋肉から脊髄へ、運動神経が脊髄から筋肉へ情報を伝える過程で、脳が筋収縮を減少させられないとき、脊髄内の異常感覚根束を切断することで痙縮を軽減できます。
手術手順
クリーブランド・クリニックの説明によれば、神経外科医は患者の腰部に4〜6インチ(約10〜15センチ)の切開を行い、脊髄神経根にアクセスします。神経根は細かい根束(rootlet)に分離され、電気刺激で痙縮を引き起こす感覚根束を特定します。機能が不全と判断された感覚根束を切断し、筋肉の緊張を緩和します。運動根束は保持されるため、筋機能は維持されます。
手術の目標
歩行可能な子どもに対しては、歩行パターンと筋機能の改善が主な目標です。手術後は集中的なリハビリテーションが不可欠です。重度の拘縮で日常生活が制限されている子どもでも、トイレの座席使用や自力での電動車椅子操作が可能になるなど、独立性が向上することがあります。
