左側の鼓膜形成術(鼓膜再建手術)とは?

適応症

  • 鼓膜に破裂や穿孔が確認された場合に鼓膜形成術が適応されます。主な症状は痛み、分泌物、血性の排出、平衡感覚の低下、聴力低下です。手術前に感染がある場合は抗生物質で治療し、分泌物は副鼻腔やアレルギー薬で対処します。感染や炎症が原因で穿孔した場合は、同時に耳管(チューブ)を設置することがあります。

手術の概要

  • 小さな穿孔であれば診療所で局所麻酔下に行うことも可能ですが、多くは外科センターや病院で全身麻酔下に実施します。耳の前部または後部から皮膚移植片を採取し、鼓膜の下にジェルスポンジを置いて移植片を支えます。穿孔が小さい場合は耳道から修復し、大きい場合は耳後部に切開して露出させます。

術後の管理

  • 手術後約3時間で退院し、抗生物質と鎮痛剤の処方を受けます。耳は乾燥させ、鼻をかむ、ストローで飲む、飛行機の搭乗はできるだけ控えます。術後10日で外科医のフォローアップを行い、耳パックを除去し移植片を確認します。6週間後に聴力検査を実施することがあります。

リスク

  • 鼓膜形成術のリスクには耳道狭窄、移植片の治癒不全、感染、再穿孔、癒着、瘢痕、胆脂腫の発生または再発があります。とはいえ、90%以上の手術が成功し、軽度の聴力低下のみが報告されています。

合併症率

  • 重篤な合併症は稀です。移植片の不全治癒による永久的な部分的聴力低下は約5%、全聴力喪失は1%程度です。手術後2週間程度めまいを感じることがあります。

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