S状結腸切除手術の手順と術後管理

手術前の準備

米国国立医学図書館によると、結腸がん、潰瘍性大腸炎、瘢痕組織による腸閉塞、外傷性腸損傷、前癌性ポリープなどの治療のために結腸切除が行われます。結腸切除は大きな手術ですので、手術前にいくつかの準備が必要です。

  • 手術の14日前から、ナプロキセン、イブプロフェン、アスピリンなど血液凝固を抑える薬や、処方薬の使用を中止する必要があります。
  • 一時的に喫煙をやめ、高繊維食を心がけます。また、水分摂取を増やすよう指示されることがあります。
  • 手術前日には軽食にし、飲み物は透明な液体に制限します。手術直前は一切の液体摂取を中止し、腸内をきれいにするために下剤や浣腸を行うことがあります。

手術

S状結腸切除は開腹手術または腹腔鏡下手術のいずれかで行われます。腹腔鏡手術は小さなカメラを用いて行う低侵襲法で、回復が早く入院期間が短くなる利点があります。

  • 手術中にS状結腸の両端を切除し、がんの場合は関連するリンパ節も除去します。
  • 残った結腸を直腸に吻合(つなげ)ます。手術時間は通常1〜3時間です。

合併症と回復

主な合併症は感染、内部出血、切開部のヘルニア、瘢痕組織による腸閉塞、吻合部の不全などがあります。

  • 術後は数日間入院し、腸が手術に順応するまで観察します。最初は透明な液体のみの食事が与えられ、次第に流動食や軟らかい食事へと移行します。
  • 術後1年ほどは便通回数が増え、便が水様になることがありますが、通常は徐々に正常に戻ります。長期的な予後は手術の原因となった基礎疾患に依存しますので、担当医と今後の管理について十分に相談してください。

手術(総論) - 関連記事