線維筋痛症と併発する脊椎変形性関節症の手術治療

線維筋痛症は全身の筋肉に慢性的な痛みをもたらす疾患で、睡眠障害や関節の圧痛を伴います。脊椎の変形性関節症(OA)と同時に起こることがあり、症状が重なると生活の質が大きく低下します。

線維筋痛症

全身の骨格筋に広範囲な疼痛と圧痛が生じ、睡眠障害や疲労感が特徴です。原因は不明ですが、睡眠不足やストレスが症状を悪化させると考えられています。脊椎の変形性関節症と併発するケースも報告されています。

変形性関節症(脊椎)

脊椎関節の軟骨がすり減り、骨端や椎間板が変性する疾患です。45歳以上で発症しやすく、腰部や頚部に強い痛みを引き起こします。進行すると関節片が剥離し、周囲の筋肉に炎症を起こすことがあります。

手術療法

脊椎変形性関節症の手術は主に症状緩和を目的とした選択的手術です。骨片除去や神経根の圧迫解除を行い、炎症を軽減します。重症例では頚椎の固定(骨移植による椎体融合)が必要になることがあります。

その他の治療法

  • 硬膜外注射や関節内注射などの局所治療
  • 鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)や抗炎症薬
  • 中程度の硬さのマットレスを使用し、睡眠環境を改善することで腰痛と併発する線維筋痛症の緩和が期待できます。

治療を検討する際の留意点

手術は必ずしも保険適用になるわけではなく、選択的手術のため事前に保険会社へ確認が必要です。また、手術の有無を決める前に必ず担当医と十分に相談し、リスクとベネフィットを比較検討してください。

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