精管切除(精管結紮)の逆転手術は可能ですか?
逆転手術を検討する理由
精管切除は妊娠を防ぐために行われますが、後に状況が変わり手術の逆転(精管再接合)を希望するケースがあります。主な理由としては、子どもの喪失や新たなパートナーとの関係、経済状況の改善、医学的治療の必要性、将来的に子どもを望む気持ちの変化などが挙げられます。
逆転手術を受ける前の留意点
逆転手術を受ける前に、夫婦がともに妊娠可能かどうかを確認することが重要です。適切な医師を選ぶために、複数の泌尿器科・男性不妊専門医と面談し、手術実績や成功率、リスク、費用、保険適用の有無、術前の準備について質問しましょう。パートナーと十分に話し合うことも大切です。
手術後の注意点としては、手術後2日間は入浴や水泳を避け、約3週間は激しい運動(スポーツや重いものの持ち上げ)を控えます。また、術後4週間は性交や射精を控え、数週間はサポート用の下着(ジョックストラップ)を着用し、特に運動時は保護します。
逆転手術の種類
精管切除の逆転には主に2つの手術法があります。精管を切断した部位を直接縫合する「精管再吻合(バソバソスタミー)」と、精管と精巣上体を直接つなぐ「精管‑精巣上体吻合(バソエピディディモスタミー)」です。手術中の精管の状態や閉塞の有無に応じて、外科医が適切な方法を選択します。
代替手段
逆転手術以外にも選択肢はあります。精管切除時に精子を凍結保存しておくことで、将来的に体外受精や人工授精に利用できます。逆転手術後に精子が得られない場合でも、凍結精子を用いた人工授精や、ドナー精子による人工授精が可能です。また、精巣や精巣上体から直接精子を採取する精子吸引(精子抽出)も検討できます。
