脂肪吸引の種類と特徴
脂肪吸引は、腹部・太もも・臀部・首・上腕部など、特定の部位の余分な脂肪を吸引装置で除去する美容外科手術です。
ドライリポ吸引
従来の方法で、全身麻酔のみを使用します。痛みや出血、術後の一時的な運動制限など合併症リスクが高いため、現在はほとんど行われていません。
タムセント法
2005年以降、最も一般的な手法です。1985年にジェフリー・クライン博士が考案し、大量の局所麻酔液を脂肪に注入して膨張(タムセント)させます。血管が収縮し出血が減少し、痛みも軽減され、全身麻酔が不要です。
ウェット法・スーパーベット法
局所麻酔液を使用しますが、タムセント法より少量です。ウェット法は注入量が除去脂肪量より少なく、スーパーベット法は等量です。アドレナリンを加えることもあります。
超音波支援リポ吸引(UAL)
タムセント液を大量に注入した後、超音波で脂肪細胞を破壊(溶解)してから吸引します。代表的な装置は「Vaser」や「Vaser LipoSelection」。手術時間は長く費用も高いですが、出血・あざが少なく、組織保護に優れます。
パワーアシストリポ吸引(PAL)
電動モーターや圧縮空気でカニューレを高速に往復または回転させます。外科医の手動操作と組み合わせることで、疲労軽減、滑らかな脂肪除去、組織への外傷低減が期待できます。
レーザー支援リポ吸引
カニューレの摩擦ではなく、レーザーエネルギーで脂肪を分解します。顎下など小領域に適し、皮膚の引き締め効果もあります。筋肉や神経への影響が少なく、痛みが軽減され、回復が速く、あざがほとんど残りません。
