インセンティブスパイロメーターのメリット
呼吸に問題がある方に医師が定期的に使用を勧めるのは、吸気能力を高め、肺の呼吸筋を鍛え、気道の粘液除去を促進するためです。継続的に使用すれば、気道が開き、空気が肺奥まで届きやすくなります。
使用が推奨される対象者
以下の方がインセンティブスパイロメーターで呼吸機能を改善できる可能性があります。
- 慢性肺疾患や喫煙歴がある方
- 全身麻酔後や長時間ベッド上で過ごした方
- 腹部・頭部・頸部・胸部手術後の方
- 活動が制限されている方
- 子どもから大人まで安全に使用可能です。
インセンティブスパイロメーターの正しい使用方法
1. 背筋を伸ばし、頭と首を体の中心に保ちます。
2. 医師が指示した目標値に合わせて、スパイロメーターの指標を合わせます。
3. 両手で本体を持ち、立てた状態で一度息を吐き、口をマウスピースにしっかり密着させます。
4. ゆっくり深く息を吸い、指標が目標値に達するようにします。できるだけ長く吸い続け、吸気が終わったら自然に息を吐きます。
5. 記録した最高値をメモし、1時間に5〜10回、または医師の指示に従って繰り返します。使用後は気道から粘液をしっかり咳き出し、マウスピースは水で洗浄し、軽く振って乾かしてください。
インセンティブスパイロメーターの入手方法
入院中に医師から支給されることが多く、退院時に持ち帰れます。市販の場合はインターネットや医療用品店で約15ドルで購入できます。購入前に医師に適切な機種を確認しましょう。
インセンティブスパイロメーターだけでは不十分な場合
手術後の肺機能評価には有用ですが、呼吸障害や合併症の予防・回復には理学療法が最も効果的です。必要に応じて専門家の指導を受けましょう。
