腎臓結石の手術と最新治療法

歴史

古代から腎臓結石の除去法は「自然排出」か「外科手術」の二択でした。ヒポクラテスの誓いに泌尿器科が唯一記載されているほど、結石の痛みは深刻でした。エジプトのミイラのX線写真にも結石が残っていることが確認され、ベンジャミン・フランクリンやピョートル大帝、アイザック・ニュートンらもこの病に苦しんだと伝えられています。

自然排出

米国腎臓財団によれば、結石の約90%は3〜6週間で自然に排出されます。薬物で溶解できる結石もありますが、最も一般的なカルシウム結石は薬剤に抵抗します。そのため医師は自然排出を待ち、頑固なケースや合併症がある場合にのみ手術を検討します。

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

ESWLは「extracorporeal shock wave lithotripsy」の略で、衝撃波で結石を粉砕し、尿と一緒に排出しやすくする非侵襲的治療です。従来は水槽に浸した姿勢で行われましたが、現在はベッドに横たわったままで施術できます。尿酸結石など柔らかい結石に高い成功率を示し、カルシウムオキサレートやシスチン結石では効果が低下します。大きい結石や多数の結石は複数回のESWLが必要になることがあります。施術時間は1〜2時間で、鎮静または全身麻酔が行われます。

経皮的腎結石摘出術(PCNL)

PCNLは「Percutaneous Nephrolithotomy」の略で、三つの主要手術の中で最も侵襲的です。背部に小さな切開を入れ、腎臓内の結石まで細い内視鏡(腎鏡)を挿入し、レーザーで砕きます。大きくて硬い結石に適応され、全身麻酔下で行われ、入院は1〜2日が必要です。

尿管鏡下レーザー結石破砕術(Ureteroscopy)

尿管鏡(ureteroscope)を尿道から膀胱、尿管へと挿入し、内蔵カメラで結石を確認しながらレーザーで粉砕します。主に尿管に留まっている結石に用いられ、全身麻酔下で1〜3時間の手術時間です。入院は不要で、日帰りで終えることが可能です。

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