卵管再開通(リカナル化)とは?原因・手順・効果・リスクを徹底解説
卵管再開通(リカナル化)は、閉塞した卵管を特殊カテーテルで開通させる医療処置です。卵管閉塞は女性不妊の主要因の一つで、卵子が子宮へ届かず受精が妨げられます。本稿では、原因、手順、期待できる効果、主なリスク、検討すべき点を日本語で分かりやすくまとめました。
原因
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最も一般的な原因は骨盤内炎症性疾患(PID)です。PIDは子宮、卵管、卵巣の炎症を指し、クラミジアや淋菌などの性感染症が繰り返し起こることで瘢痕組織が形成され、卵管が閉塞します。片側だけが閉塞している場合でも、反対側の卵巣が健康であれば自然妊娠が可能です。
その他の原因
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子宮内膜症、子宮外妊娠既往、腹部手術歴、流産・人工妊娠中絶後の感染、淋菌・クラミジア感染なども卵管閉塞の原因となります。稀に結核や破裂した虫垂による感染も瘢痕や粘液の蓄積を引き起こし、閉塞へとつながります。
手順
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X線室で鎮静下に行います。まず、膣鏡を用いて膣内にスペキュラムを挿入し、子宮頸部を観察します。細いカテーテルを子宮頸部から子宮内へ、さらに卵管まで進め、閉塞部位を通過させます。その後、造影剤を注入しX線で卵管の通過状態を確認します。造影剤が骨盤腔へ届けば閉塞はありませんが、届かない場合は、ガイドワイヤーや小型バルーンを用いて閉塞部を拡張・除去します。外科的に行う方法もあります。
効果
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国立臨床評価機構(NICE)のデータによれば、卵管入り口付近(近位部)の閉塞は約70%で開通でき、開通したケースのうち約20%で妊娠に至ります。
リスク
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主な合併症は卵管穿孔(1〜10%)、腹腔内出血、感染(稀)、そして卵管妊娠(約8%)です。穿孔や出血は緊急処置が必要になることがあります。
検討すべき点
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子宮内膜症やPIDが原因で閉塞が遠位部(卵管遠位)にある場合、再開通の成功率は低くなります。そのため、医師は代替治療(体外受精など)を提案することがあります。
