薬物療法

ヘルニアによる痛みは炎症が原因です。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用して炎症を抑えることで、痛みと神経への圧迫を軽減します。重度の痛みには短期間のステロイド投与が検討されますが、長期使用は副作用のリスクがあります。

保存的治療

手術に踏み切る前に、まず保存的治療が推奨されます。理学療法や専用エクササイズで背筋を強化し、椎間板への負担を減らします。自宅での首牽引や、重いものを持つ・激しいスポーツを避けることも重要です。必要に応じて首用サポーターの使用も検討します。

医師の選択

カイロプラクティックやオステオパシーによる脊椎調整も有効です。ただし、高速・強い操作は症状を悪化させる恐れがあります。オステオパスは関節の機能不全を改善し、カイロプラクターは薬や手術は行えません。硬膜外ステロイド注射は炎症抑制と疼痛緩和に役立つことがあります。

手術

頸椎ヘルニアの痛みが6〜12週間続く場合、手術が検討されます。成功率は95%以上で、主な手術法は前方頸椎椎間板切除術+椎体固定(ACDF)です。椎間板だけを除去する方法や、後方アプローチの椎間板切除術も選択肢に入ります。

合併症

手術は一般的ですが、リスクもあります。気管や声帯への損傷で一時的に声がかすれることがあります。稀に再固定術が必要になる場合や、脊髄・神経の損傷が起こります。重篤な合併症は1%未満です。