術後の手リハビリ運動

可動域エクササイズ

手術後すぐに始められる可動域エクササイズです。指をできるだけ伸ばし、次にできるだけ曲げます。無理に力を入れず、1時間に約50回繰り返します。カーパルトンネル症候群やガングリオン嚢胞の除去手術後はこのペースで行い、親指関節の関節炎手術後は頻度を抑えてください。

術後2週目になると、指を伸ばしたり曲げたりした後、各指先を親指に、または親指を手のひら側に触れさせます。入浴時にスプリントを外すと行いやすくなります。カーパルトンネル症候群やガングリオン手術後は1日数回、関節炎手術後は5〜7週目から1日4回程度に増やします。

嚢胞除去手術後の3週目からは、手首を曲げ伸ばし、波打たせ、回転させる運動を1日数回行います。

強化エクササイズ

強化エクササイズは、カーパルトンネルやガングリオン手術後の3週目から開始します。関節炎手術の場合は術後8週目以降が目安です。柔らかいボールを握り、1回につき5〜10分、1日3〜4回行います。握力が向上したら、硬めのボールやグリップ強化器具、エクササイズパッティに切り替えます。カーパルトンネルやガングリオン手術後は4〜5か月、関節炎手術後は最大1年続けることが推奨されます。

瘢痕マッサージ

縫合糸が抜けた後、ローションを使って瘢痕部位をマッサージします。これにより瘢痕組織が柔らかくなり、神経終末が再教育され、腫れが軽減します。縫合除去後3〜4日目から、1回3〜5分、1日2回実施し、4〜5か月間継続します。

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