膝蓋骨疼痛症候群に対する手術治療
膝蓋骨疼痛症候群(Patellofemoral Pain Syndrome)は、膝蓋骨に慢性的な痛みが生じる状態で、過度の使用や高衝撃スポーツが主な原因です。手術で治すケースもありますが、まずは保存的治療が中心となります。
最後の手段としての手術
カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学センターによると、保存的治療が失敗した場合にのみ手術が検討されます。保存的治療で約90%の患者が回復するとされています。
理学療法
診断後、症状の重症度に応じて6週間から6か月程度の理学療法が推奨されます。痛みが持続する場合は、手術の可能性が検討されます。
軟骨修復手術
軟骨軟化症(chondromalacia)を対象とした手術では、損傷した軟骨を平滑化し修復します。ただし、軟骨軟化症が再発しない保証はありません(米国家庭医師会)。
外側リリース
外側リリース手術は、膝蓋骨外側の網様膜(外側網様帯)の張力を緩め、異常な側方動きを抑制します。
外側リリースを検討する際のポイント
外側リリースが適応と判断される前に、まずは膝のテーピング、大腿四頭筋の強化、靴のアーチサポートなどの保存的治療が行われます。
