口対口人工呼吸(EAR)とは?

口対口人工呼吸(EAR)とは

口対口人工呼吸(Expired Air Resuscitation、略称EAR)は、呼吸が停止した、または十分に行われていない人に対して、救助者が自分の息を送り込むことで酸素を供給する緊急処置です。医療支援が到着するまでの一時的な手段として、脳や心臓などの重要な臓器の機能を維持します。

口対口人工呼吸の手順

1. 反応の確認

・やさしく肩を揺すりながら「大丈夫ですか?」と声をかけます。
・返答がなく、呼吸がない、または異常な呼吸の場合は、すぐに人工呼吸を開始します。

2. 気道確保

・片手の手のひらで額を支え、もう一方の手の指2本で顎の骨を軽く持ち上げます。
・頭をやや後方に傾け、気道を開きます。

3. 鼻をつまむ(口対口の場合)

・額を支えている手の親指と人差し指で鼻をしっかりとつまみます。

4. 深く息を吸う

・自分の肺に空気をたっぷりと満たすように、深く吸い込みます。

5. 口に息を吹き込む

・自分の口を相手の口に密着させ、シールを作ります。
・胸が上がるのが見えるまで、ゆっくりと息を吹き込みます。
・1回の息は約1秒程度で、2回連続で行います。

6. 胸の上下を確認

・息を吹き込んだ後、胸が上下するか確認します。動きがあれば、適切に換気できています。

7. サイクルを続ける

・「2回息を吹き込む → 胸の動きを確認」のサイクルを繰り返します。
・目安は1分間に100〜120回、すなわち約3秒ごとに2回です。
・患者が自然に呼吸を始める、救急隊が到着する、または自分が疲労するまで続けます。

8. バリアデバイスの使用を検討

・口対口に抵抗がある場合は、CPRフェイスシールドやマスクなどのバリアデバイスを使用すると、直接的な接触を防げます。

注意点

・口対口人工呼吸は、緊急時に限り使用してください。
・できるだけ早く専門医の診察を受けることが重要です。
・CPRの資格がない場合は、認定されたCPR講習を受講し、正しい手順を習得しておくと安心です。

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