消化性潰瘍の外科的治療について

潰瘍の症状

消化性潰瘍は、食後約3時間後に腹痛が出る、膨満感、過剰な唾液分泌、吐き気、嘔吐、血液を含む嘔吐、タール状の便、さらには胃穿孔(胃に穴が開く)など、さまざまな症状で診断されます。これらの症状が見られた場合、医師は潰瘍を疑います。

合併症

潰瘍は生命を脅かす合併症を引き起こすことがあります。胃穿孔により腹腔に胃液が漏れ致命的になることや、穿孔が他臓器(例:膵臓)に広がる浸潤、単純出血、胃腔の完全閉塞などです。いずれも緊急手術が必要です。

治療オプション

潰瘍が早期に発見された場合、まずは抗酸薬で胃酸を抑え、抗生物質とプロトンポンプ阻害薬(PPI)を併用してヘリコバクター・ピロリを根絶します。多くの場合、この薬物療法で潰瘍は治癒します。症状が軽度の場合は、まず抗酸薬単独で様子を見ることもあります。

手術

潰瘍が穿孔したり、胃壁や腸壁を貫通した場合は手術が唯一の選択肢となります。緊急手術は通常、腹腔鏡下で行われ、小さな切開だけで出血やショックを最小限に抑えます。腹腔鏡を通じて潰瘍部位にアクセスし、熱凝固や切除により酸や細菌の産生を止めます。

結論

概ね、消化性潰瘍は薬物療法で管理でき、外科的介入は例外的です。上記の症状がある場合は速やかに医療機関を受診し、早期診断・治療を行うことで手術のリスクを大幅に減らせます。

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