CoSealシーラントのリスクと副作用
CoSealは、外科医が血管系の漏れを防止するために使用する完全合成ポリマーです。2種類の合成ポリエチレングリコール(PEG)を混合し、組織表面や縫合部、人工血管に直接塗布します。患者の組織タンパク質と結合し、柔軟性を保ったまま約4週間で体内に吸収されます(製造元:Baxter)。
心タンポナーデ
製品情報によると、CoSealは使用後に元のサイズの4倍まで膨張します。2005年2月から2007年9月にかけて欧州心胸外科学会が実施した研究では、過剰投与により心タンポナーデ、すなわち心臓が圧迫される症例が報告されています。
上大静脈閉塞
上大静脈は全身から心臓へ血液を戻す主要な静脈の一つです。同研究で76例のうち1例で、CoSeal使用に起因する上大静脈の閉塞が確認されました。
心房細動
同研究では、CoSeal使用と関連した心房細動(不整脈)症例も1例報告されています。
その他の副作用の可能性
同研究では、心膜液貯留(心臓周囲の過剰な液体)や縦隔炎(肺間の炎症)など、CoSeal使用と「関連がある可能性」のある副作用も報告されています。
