脊椎手術に伴う主な合併症と注意点
脊椎手術は必ずしも成功するとは限らず、術後も痛みが残ったり、再手術が必要になることがあります。手術を受ける前に、考えられるリスクや合併症について理解しておくことが重要です。
偽関節(Pseudoarthrosis)
整形外科医ジョン・E・シャーマン医師によると、脊椎固定術を受けた患者の約10%で偽関節が発生します。これは手術後に椎骨同士が適切に癒合せず、安定しない状態を指します。
神経損傷
脊椎周辺には多数の神経が走っているため、手術中に損傷するリスクがあります。まれに、脚や膀胱・腸の感覚が失われることがあります。
不妊(男性)
L5‑S1椎間部の手術を受けた一部の男性患者では、射精障害が起こることがあります。射精時に精液が膀胱へ逆流し、陰茎からの射出ができなくなるケースが報告されています。
その他のリスク
- 感染症
- 麻酔による副作用
- 過度の出血
術後の注意点
脊椎固定術後は、移植した椎骨を保護するため、約3か月間は重いものを持ち上げることや激しい運動を控える必要があります。
