アデノイド摘出術とは?
アデノイド摘出術は、鼻腔の奥、口蓋垂のすぐ上にあるアデノイド(咽頭扁桃)を外科的に除去する手術です。子供の免疫形成に役割がありますが、成人では機能がほとんどなく、肥大や感染で呼吸障害や中耳炎を起こす場合に摘出が必要です。
重要性
アデノイドは成長とともに自然に縮小しますが、子供の頃に炎症や肥大が起こると、睡眠時の呼吸困難やいびき、睡眠時無呼吸症候群の原因となります。また、ユースタキオ管を圧迫し中耳炎を誘発することがあります。慢性的な炎症や呼吸障害が続く場合、アデノイド摘出術が推奨されます。
手術前の準備
多くの場合、入院は不要で、日帰り手術となります(例外として一泊が必要なケースもあります)。手術前には麻酔に対するアレルギー検査を行い、手術の6時間前から食事・飲料は控えます。保護者の同意書への署名が必要です。
手術の流れ
手術は全身麻酔下で行われ、15〜30分程度で終了します。鼻に切開はせず、口から喉の奥に到達してアデノイドを切除します。出血を抑えるためにガーゼを当て、止血が確認でき次第取り除きます。
術後の回復
麻酔が完全に覚めるまで観察し、通常は当日または翌日には退院できます。喉の創部が痛むため、飲み込みが困難であり、痛み止めと抗生物質を約1週間服用します。水分を多く摂り、流動食や柔らかい食事を心がけ、アイスクリームなど冷たい甘いものは避けた方が回復が早まります。ほとんどの場合、1週間以内に完治します。
合併症
全ての手術と同様に、麻酔に対する副作用や出血過多、手術部位の感染リスクがあります。そのため、術後は抗生物質の投与と出血のチェックが重要です。
