ローズオイルの抽出方法

ローズオイルは、抽出が非常に手間がかかるため市販価格が高くなります。大量のバラの花びらが必要で、少量しか得られないことから、製造業者が他の油で偽装するケースも少なくありません。アロマテラピーで治療目的に使用する場合は、必ず純正のローズオイルを選びましょう。

ローズオイルとは

ローズオイルは新鮮なバラの花びらから抽出されます。主に使用される品種はダマスカスバラ(Rosa damascena)センティフォリアバラ(Rosa centifolia)で、どちらも類似した治療効果を持ちます。

蒸留法

蒸留はエッセンシャルオイル抽出の代表的手法ですが、ローズオイルの場合は特に多くの花びらと労力が必要です。10世紀にペルシャの錬金術師アヴィセンナが初めてバラを蒸留したとされています。

蒸留では、花びらを蒸気で加熱し、揮発した油分子を冷却して液体に戻します。得られたオイルは水面に浮くか底に沈み、分離して瓶詰めされます。

溶媒抽出法

現在、ローズオイルの大部分は溶媒抽出で生産されています。液体ブタンや液体二酸化炭素などの溶媒を花びらに通し、油分を抽出します。抽出後、溶媒を蒸留して除去し、固体の「コンクリート」からアルコールを加えて液体の「アブソリュート」へと変換します。これがアロマテラピーで使用されるローズオイルです。

偽装・混合油

製造コストが高いため、ローズオイルを他のエッセンシャルオイル(例:ゼラニウム油やパルマローザ油)や合成香料で偽装するケースがあります。合成成分が混入した油は治療効果が期待できず、アロマテラピーには不適切です。

純正のローズオイルを選ぶ際は、信頼できるメーカーの認証ラベルや成分表示を確認し、混入の有無をチェックしましょう。

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