気功呼吸法

古代から中国医学は、体内のエネルギー「気」の流れを健康と活力の源と捉えてきました。呼吸・動作・姿勢などを組み合わせて気の流れを高め、導く体系を「気功」と呼びます。日本語で「気功」の漢字を音写したものが「気功(Ki Kou)」です。気功には様々な呼吸法があり、ここでは代表的な4つをご紹介します。

腹式呼吸(ダイアフラム呼吸)

腹式呼吸は気功の基礎で最もシンプルな呼吸法です。横隔膜を使って深く吸い込み、腹部を膨らませて空気を肺の下部へ送ります。吐くときは腹部を凹ませてゆっくりと呼気を行います。通常は鼻から吸い、軽く唇を合わせ、舌は上歯と上顎の間に添えて行います。吸息と呼息の間に短い止めを入れ、リズムよく行うことがポイントです。

逆腹式呼吸(リバース呼吸)

逆腹式呼吸は腹式呼吸とは逆の動きを利用します。鼻から吸う際に腹筋を収縮させてお腹を引っ込め、胸部を広げて肺の上部に空気を満たします。呼気のときは腹部を緩めてリラックスさせます。この呼吸は体内に保護的なエネルギーを蓄えるとされています。

完全呼吸(コンプリート呼吸)

完全呼吸は腹式呼吸と逆腹式呼吸を組み合わせたものです。まず腹式で下部肺に酸素を取り込み、続いて胸部を膨らませて上部肺も満たします。吐くときは全身を緩め、肺に残った空気すべてを自然に排出します。全身の浄化と強化に効果があるとされています。

交互鼻孔呼吸(ナディ・ショーダナ)

交互鼻孔呼吸は腹式呼吸の基本に、手指で左右の鼻孔を交互に閉じる動作を加えます。右手の親指で右鼻孔を閉じて吸い、右手の薬指で左鼻孔を閉じて吐きます。次に右鼻孔を開いて吸い、左鼻孔を閉じて吐く…というサイクルを繰り返します。この呼吸は左右の脳半球をバランスよく活性化すると言われています。

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