アジサイの薬効と利用法
アジサイ(Hydrangea arborescens)は、花木やつる性の木本植物に属し、主に落葉性で、いくつかは常緑です。ヒマラヤ、南北アメリカ、東部・中央アジアが原産地とされています。チェロキー族や中国伝統医学でも薬用として利用され、乾燥させた根茎や根が主に使用されます。
免疫系への効果
- アジサイの根に含まれる成分は、乾癬、多発性硬化症、関節炎、特定の糖尿病など、免疫系の疾患に対する代替治療として期待されています。研究者は、根に免疫機能を抑制する物質があると考えています。
希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)認定
- 根から抽出されるハロフジノンは、有害な白血球の産生を抑制し、免疫系疾患の進行を防ぎます。この成分は硬皮症(全身性硬化症)治療薬として米国食品医薬品局(FDA)からオーファンドラッグ指定を受けています。硬皮症は結合組織を侵す慢性自己免疫疾患で、コラーゲンⅠ型の過剰産生が変形や致命的状態を招くことがあります。
煎じ液(デコクション)の効果
- アジサイの抽出液は、強壮剤、利尿剤、下剤として利用され、アルカリ尿や膀胱粘膜の刺激を和らげる作用があります。
その他の利用法
- 前立腺や尿路の健康維持に長らく用いられ、感染症予防や膀胱炎、前立腺炎、尿道炎の治療に役立ちます。根は腎臓の利尿作用を促し、結石形成を防ぎます。また、リンパ系の血液浄化や、関節炎、痛風、浮腫による腫れの軽減、慢性リウマチの症状緩和にも効果が期待されています。
