パッションフラワー(トケイソウ)の特性と利用法
パッションフラワー(学名: Passiflora)は、約500種を有するトケイソウ科の植物で、世界各地で商業作物として栽培されています。年間20フィート(約6メートル)もの驚異的な成長速度を示すため、時に害蔓となることもあります。開花期には色とりどりのトゲ状の花と卵形の果実をつけ、果実は食用可能です。また、独特の薬効も知られています。
薬効
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主に神経系の疾患に対する鎮静作用があり、不安や過敏な神経を落ち着かせ、睡眠障害を副作用なしに改善します。うつ症状の緩和や筋肉弛緩効果も報告されています。
さらに、情緒的な痛みが身体的な症状(頭痛、吐き気、睡眠障害、呼吸困難など)として現れる場合に有効な鎮痛作用があります。痙攣性の症状にも緩和効果が期待できます。
血管拡張作用により、動脈性高血圧の改善にも利用されます。多くの場合、ハーブティーとして抽出した飲料が用いられます。
食用としての特性
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パッションフラワーの果実は「マラキュージャ」「メイポップ」「グラナディラ」などと呼ばれ、スペイン語の「Granada(ザクロ)」に由来します。1個あたり約16kcalと低カロリーです。
果肉は鮮やかなオレンジまたは黄色で、食べられる種子が含まれます。種子を除去したい場合は、ざるで漉すと便利です。ヨーグルトやデザート、飲料などに加えると風味が豊かになります。
種によって果実の大きさは異なり、例えば紫色のパッションフラワー(Passiflora incarnata)はメロン大になることがあります。一方、アボカドより小さいものもあります。熟した果実は木から自然に落ちた後、表面がしわになり濃い紫色になったときに収穫し、食べるのが最適です。
作用機序
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鎮静作用はフラボノイドやアルカロイドが中枢神経系に働きかけることで実現します。また、血液循環を改善し、フラボノイドの一種であるアピゲニンが抗炎症・抗痙攣効果をもたらします。ハーブサプリメントを使用する際は、他の薬との相互作用を避けるため医師に相談してください。
果実にはビタミンA・C、カリウム、鉄分に加え、リボフラビンやナイアシンが含まれ、抗がん性や高コレステロールの改善効果が期待されます。
