パチョリオイルとは?特徴・用途と効果まとめ

パチョリオイルは、マレーシアやインド原産のパチョリ(パチョリプラント)から抽出されたエッセンシャルオイルです。寒冷地では育ちにくいものの、室内栽培は可能です。熟成が進むほど独特の強い香りが増し、手作りのフレグランスオイルにアクセントを加えるのに最適です。

香料としての利用

1960年代にその強い香りとマリファナなどの匂いを隠す効果から人気を博し、現在でもゴシックやサブカルチャーのシーンで広く使用されています。東アジアの香 incense にも頻繁に利用され、高級ブランドの香水では香りの固定剤として配合されることがあります。空間用芳香剤や洗剤、家庭用クリーナーにも香り付けに使われ、比較的手軽に作れるエッセンシャルオイルのひとつです。

虫除け効果

中国では18世紀からシルクの包装材として乾燥葉が利用され、蛾の被害を防いでいました。バンコクのマヒドン大学の研究では、パチョリ、シトロネラ、クローブが38種のエッセンシャルオイル中で最も蚊を遠ざける効果が高く、塗布後約2時間は虫刺されの緩和が続きました。

健康・癒し効果

日本や中国、インドでホルモンバランスや内分泌系の調整に利用されてきました。芳香はうつ症状やストレスを軽減し、エンドルフィンの分泌を促して快感や痛み緩和に寄与します。また、皮膚の炎症や刺激を和らげ、細胞再生や傷の治癒、乾燥肌の保湿・引き締め効果も期待できます。

抗菌・抗真菌作用

農林水産省の調査では、パチョリオイルはカンピロバクター・jejuni(大腸菌に似た食中毒菌)に対して最も効果的なオイルとされました。インド・ブバネーシュワルの地域医療研究センターの研究でも、22種類の細菌のうち20種、12種の真菌に対して抑制効果が確認されています。

催淫効果(伝統的利用)

中国やインドの伝統医学では、内部摂取による催淫薬として用いられてきましたが、エッセンシャルオイルは高濃度の抽出物であり、内部摂取は推奨されません。新鮮なハーブ数ポンドから1瓶のオイルが得られるため、実用的ではありません。神経系を落ち着かせストレス軽減に役立つとされますが、科学的に催淫効果が証明された研究はありません。東アジアでは、香り自体が軽い催淫作用を持つと信じられています。

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