Cell Tech(現Simplexity)のブルーグリーン藻の成分と実態

概要

Cell Tech Super Blue Green Algaeはオレゴン州クラムス湖で採取された藻類で、かつてピラミッド型ネットワーク販売で大々的に宣伝されました。2006年に社名をSimplexityに変更し、訴訟を受けた後は「Blue Green Algae」の販売を停止しました。製品に含まれる唯一の成分はアファニゾメノン・フロス・アクエ(野生のブルーグリーン藻)で、栽培藻のスピルリナに近縁です。

主張される栄養素と効果

  • 必須アミノ酸、ビタミンB群、クロロフィルなどが豊富で、健康に有益とされています。
  • クラムス湖の純粋な環境と火山帯の影響で、他の藻製品にない微量ミネラルが多く含まれると主張されています。

独立した評価

カリフォルニア大学バークレー校のサプリメントガイドによると、ブルーグリーン藻にはたしかにタンパク質やビタミン、ミネラルは含まれますが、含有量は極めて少なく、実質的に有意な栄養を得るには大量摂取が必要です。そのため、サプリメントよりも食品として位置付けられます。スピルリナ同様にクロロフィルは多く含まれますが、人間への有益性は限定的とされています。

クロロフィル

クロロフィルは植物の緑色成分で、中心金属がマグネシウムです。ハーバード医科大学のディアナ・ポスト博士は、クロロフィルが人の健康に与える効果はほとんど証明されておらず、赤肉の過剰摂取の影響緩和程度にとどまると指摘しています。緑黄色野菜にも豊富に含まれるため、ブルーグリーン藻から同等量を得るには、数スプーン以上の摂取が必要です。

ミクロシスチン汚染のリスク

野生採取されるため汚染リスクが高く、特にミクロシスチンという毒素が問題視されています。2005年には、同製品を大量に摂取した女性が肝不全で死亡し、遺族が訴訟を提起しました(訴訟は棄却)。調査では製品中に有害レベルのミクロシスチンが検出されています。

ハーブ療法 - 関連記事