カスカラ・サグラダとセナの比較と使用上の注意

カスカラ・サグラダとセナは、自然由来の下剤として広く利用されています。両者は便通を促す効果が高い反面、同様の副作用や使用上の注意点があります。

歴史

  • カスカラ・サグラダは、太平洋北西部に自生するウルシ科の低木の樹皮が原料です。2002年まで市販の下剤に使用されていましたが、米国食品医薬品局(FDA)は「安全性と有効性が認められない」として、180日以内にOTC製品から除外するよう命じました。
  • セナは、9世紀から使用されているハーブで、葉や茎を乾燥させてお茶やサプリメントに利用します。現在もハーブ愛好家の間で根強い人気があります。

作用機序

両薬草は浣腸剤(泣剤)として働き、結腸の平滑筋を強く収縮させて胆汁や便を速やかに腸内から排出します。

使用方法

  • カプセルや粉末として摂取することが一般的です。
  • セナは水に浸してお茶にしたり、カプセルとして服用したりします。症状の重さや摂取量にもよりますが、効果が現れるまでに6〜12時間かかります。
  • セナは市販の下剤(例:Ex-Lax、Dosaflex、Fletcher’s Castoria)にも配合されています。

副作用

  • 腸筋の過度な収縮により腹痛や痙攣が起こりやすいです。
  • 長期使用はカリウムやビタミン、ミネラル、体液の喪失を招き、電解質バランスが崩れます。
  • 依存が生じ、継続的に使用しないと自然な排便が困難になることがあります。

注意点

  • 小児への使用は安全性が確立していません。誤飲すると重篤な皮膚炎や水疱、皮膚剥離が報告されています。
  • 強力な泣剤は妊娠中の使用で流産リスクがあるとされています。
  • OTC製品であっても、医師の指導なしに1週間以上連続して使用しないでください。

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