ビルベリー(ブルーベリー)の効能と利用法

概要

ビルベリーは、ヨーロッパで千年以上前から利用されてきた薬草です。乾燥した実は下痢や壊血病の緩和に、口や喉の炎症にも効果があるとされています。現在では、下痢、目の不調、血行障害の改善に広く用いられています。新鮮な実や乾燥実はそのまま食べられ、エキスやサプリメントとしても摂取できます。葉はエキスやお茶にして利用されます。

特性

ビルベリーの低木は高さ約40cmで、北ヨーロッパの湿った酸性土壌や林地、砂岩の多い場所に自生します。実は小さく丸く、甘味とやや渋みがあります。色は濃い青紫で、ブルーベリーやクランベリー、ハックルベリーの仲間です。

ビルベリーにはタンニンが豊富に含まれ、抗炎症・収斂作用があります。これにより出血を止め、下痢を抑える効果が期待できます。また、アントシアニンというフラボノイド系色素が含まれ、強力な抗酸化作用と血行促進効果があります。血栓の形成を抑え、心筋梗塞や脳卒中のリスク低減に寄与するとされています。

主な健康効果

  • 血管を強化し、血流を改善することで、静脈瘤や狭心症の予防に役立ちます。

  • 糖尿病患者(1型・2型)において、糖尿病性網膜症や白内障の進行リスクを低減する可能性があります。

  • アントシアニンはロドプシンの生成を促進し、暗所での視力(夜間視力)を向上させます。

対象となる症状・疾患

  • 静脈瘤、狭心症などの血管系トラブル

  • 加齢性黄斑変性など、目の疾患の進行抑制

摂取目安

ビルベリー、ブルーベリー、ハックルベリーを食事に取り入れるのが基本です。サプリメントの場合、1回80〜120 mgのエキスを1日2回摂取するのが一般的です(製品により異なるため、ラベルの指示に従ってください)。アントシアニン含有量が25%以上の製品を選ぶと効果が期待できます。

注意点・禁忌

大量摂取は下痢を悪化させる恐れがあります。下剤や抗生物質と同時に摂取しないでください。また、血圧降下薬、血糖降下薬、抗凝固薬を使用中の方は医師に相談の上で使用してください。

警告

インスリンや経口血糖降下薬を服用中の方は、血糖値が低下しすぎる可能性があるため、ビルベリーの摂取は慎重に行ってください。血圧を下げる薬と併用する場合も同様です。

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