セントジョンズワートの育て方
概要
「ハーバル・プロザック」とも呼ばれるセントジョンズワートは、主にうつや不安の緩和に用いられる多年草です。欧州とアジア原産で、現在は世界中に広がっています。家畜が食べると光過敏症になるため、農家では雑草扱いされることもありますが、栽培が簡単で薬効が高いことからハーバリストに人気があります。
育成手順
1. 植える時期と場所
霜の心配がなくなった春以降に、家庭のハーブガーデンや屋外で育てます。水はけの良い砂質または粘土質の土壌が適しています。日当たりの良い場所から半日陰まで対応し、土壌はやや湿った状態を保ちましょう。
2. 種まきと挿し木
春に種を直接まくか、野生株から挿し木を取って1フィート(約30cm)間隔で植え付けます。種は発芽に最大3か月かかるため、毎年少量を残して自然再種させると便利です。挿し木は根付くまでに1シーズン以上かかることがあります。苗は高さ約5cm(2インチ)になったら移植してください。
3. 開花と管理
2年目以降、7〜8月に黄色い花が茂ります。受粉はミツバチやハエが行い、開花時は松脂のような強い匂いがします。手で触れる際は手袋を着用しましょう。剪定しなければ、2〜5フィート(60〜150cm)の低木になります。
4. 収穫と越冬
7月に植株の上部1/3を切り取って収穫します。種が残るように一部は放置してください。9月に植え替え、間隔約20cm(8インチ)で配置します。冬は乾いた枝や藁で覆って保護すれば越冬できます。
5. 乾燥・保存
収穫した葉と花は室内の風通しの良い涼しい場所で乾燥させます。束ねて逆さまに吊るすと効果的です。乾燥した部位はチンキ、軟膏、ティーなどの薬用製品に利用され、商業的価値があります。
