気管支喘息の治療法
短期治療(救急薬)
短期間で症状を速やかに緩和する救急薬です。吸入薬のアルブテロールはβ2刺激薬で、気道を拡張し、数分で効果が現れ、4〜6時間持続します。医師が処方するイプラトロピウムも吸入薬で、呼吸を楽にします。重度の発作時には、経口または静脈投与のプレドニゾンなどのコルチコステロイドが必要になることがありますが、副作用が強いため短期間の使用に限ります。アレルギーが原因の場合は、アレルゲン免疫療法(アレルギーショット)を行い、週1回2か月、続いて月1回5年程度で体の反応を徐々に低減させます。救急薬は医師の指示通りに使用し、使用頻度は記録して次回受診時に相談しましょう。
長期治療(維持薬)
フルチカゾンやブデソニドなどの吸入ステロイドは、副作用リスクが低く、毎日使用して気道の炎症を抑えます。ロングアクティングβ2刺激薬(例:サルメテロール)はステロイドと併用し、持続的に気道を拡張します。ロイコトリエン受容体拮抗薬の吸入薬は粘液産生を抑え、テオフィリンは経口薬として毎日服用し、気管支平滑筋を弛緩させます。
トリガー回避
症状のコントロールには、アレルゲンや刺激物を避けることが最も重要です。エアコンを使用して室内の花粉量を減らし、花粉シーズンは窓を閉めるか、エアコンがない場合は換気を控えます。暖房・エアコンのフィルターは年に1回交換または清掃し、室内空気を清潔に保ちます。寒冷は気道を収縮させるため、外出時はマスクで口鼻を覆いましょう。カーペットよりもフローリング、洗えるカーテンを使用することでほこりの付着を最小限に抑えられます。
すべての薬剤や予防策については、主治医と十分に相談してください。
