酸逆流は致命的になることがあるのか?

酸逆流(胃食道逆流症、GERD)は不快感や痛みを伴うことが多いですが、通常は致命的な疾患とはみなされません。ただし、重症例では命に関わる合併症を引き起こす可能性があります。

食道穿孔

酸が頻繁に逆流すると食道粘膜が浸食・薄くなり、最終的に穿孔(穴)が生じることがあります。穿孔が起きると胃内容物や酸が胸腔に漏れ出し、縦隔炎という重篤な感染症を引き起こします。治療が遅れるとショックや多臓器不全に至り、致死的になることがあります。

バレット食道

長期間にわたる酸逆流により、食道の正常な扁平上皮が胃や腸に似た円柱上皮に置き換わる「バレット食道」が発生します。この状態は食道がんのリスクを大幅に高め、早期に診断・治療しなければ致命的になることがあります。

重度の栄養不良

持続的な胸焼けや嚥下障害は食欲低下と摂取量減少を招き、体重減少や栄養バランスの乱れにつながります。時間が経つと貧血やその他の合併症が生じ、全身状態が悪化して死亡リスクが上昇します。

まとめ

酸逆流自体は直接的に致命的ではありませんが、食道穿孔、バレット食道、重度の栄養不良といった合併症が発生すると死亡リスクが高まります。症状がある場合は早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

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