MRIで脊髄遠位端にシリンックスが認められました――意味と対策

シリンックスとは

シリンックスは脊髄内に液体が溜まった空洞のことです。脊髄の遠位(下部)にできた場合は「遠位シリンックス」と呼ばれます。

遠位シリンックスの主な原因

遠位シリンックスは以下のような原因で起こります。

  • 外傷による脊髄損傷
  • 先天性の形態異常
  • 脳脊髄液(CSF)の流れを妨げる疾患

CSFの流れが阻害されると、脊髄内に液体が蓄積しシリンックスが形成されます。

症状

遠位シリンックスの症状は個人差がありますが、代表的なものは次の通りです。

  • 疼痛
  • 筋力低下
  • しびれ
  • 運動失調(アタキシア)
  • 排尿・排便障害
  • 性機能障害

治療法

シリンックスの大きさ、位置、症状の重症度に応じて治療方針が決まります。主な選択肢は以下です。

  • 症状緩和のための薬物療法
  • 背部周囲の筋力強化を目的とした理学療法
  • 日常生活動作を支援する作業療法
  • シリンックス除去やCSF流路改善を目的とした外科手術

予後

予後は原因疾患や症状の程度に左右されますが、適切な治療を受ければ多くの患者が日常生活を問題なく送ることが可能です。

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