骨形成術(オッシキュラプラスティ)とは?

骨形成術(オッシキュラプラスティ)とは

骨形成術は、中耳にある3つの小骨(鎖骨、砧骨、鏡骨)を再建または置換する外科手術です。これらの小骨は鼓膜から内耳へ音波を伝える役割を担っています。

手術が行われる主な理由

伝音性難聴は中耳の問題が原因で起こります。慢性中耳炎、外傷、先天性奇形、または中耳の骨が異常に増殖する骨硬化症(オトスケレロシス)などが代表的な原因です。

使用される材料

手術中に損傷した小骨は以下のような材料で修復または置換されます。

  • 自家移植(オートグラフト):患者自身の肋骨や耳軟骨などから採取した骨や軟骨。
  • 同種移植(ホモグラフト):死亡したドナーから得た骨や軟骨。
  • 人工インプラント(アロイグラフト):チタン、ヒドロキシアパタイト、バイオプラスチックなどの生体適合材料。

手術の流れ

通常、耳の後ろに小さな切開を入れ中耳にアクセスします。外科医は損傷した小骨を除去し、選択した材料で再建します。

手術の目的

  1. 音波の伝達を正常化し、聴力を改善する。
  2. 伝音性難聴の根本原因を解消する。
  3. 残存する聴覚構造の機能を維持または向上させる。

リスクと合併症

骨形成術は安全性が高いとされていますが、以下のようなリスクがあります。

  • 感染症
  • 出血
  • 周囲組織への損傷
  • 術後も聴力が改善しない場合がある

成功率と予後

成功率は患者の状態、基礎疾患、外科医の経験に左右されますが、多くの場合で聴力が大幅に改善し、日常生活での聴覚機能が回復します。

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