クローン病に効く水分療法のポイント
クローン病は消化管に炎症を起こす慢性疾患で、特に小腸の末端部に症状が現れやすく、腹痛や不快感を伴います。炎症性腸疾患の中でも重症とされ、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
水分療法とは
水分療法の基本は、体重(ポンド)×0.5 のオンス(約体重の半分)に相当する水を1日で摂取することです。たとえば体重が150ポンド(約68kg)の人は、1日75オンス(約2.2リットル)の水を飲むことになります。一般的なグラス1杯(約16オンス)を基準にすると、5杯弱が目安です。
飲む水1クォート(約0.95リットル)ごとに、1/4 小さじの塩を加えると推奨されています。1日で75オンスの水を飲む場合、約2クォートに相当するため、0.5小さじ程度の塩を1回か数回に分けて加えると良いでしょう。
避けるべきもの
水分療法では、カフェインとアルコールの摂取を控えるよう勧められています。これらは利尿作用があり、体内の水分を排出してしまうためです。目安として、6オンス(約180ml)のカフェインやアルコールを摂取した場合、10〜12オンス(約300ml)の水で再水分補給が必要になります。
水分療法の理解
F. Batmanghelidj 医師によれば、人体の50%以上は水分で構成されており、ある説では70〜80%に達するとされています。循環、消化、吸収、排泄はすべて体内の水分量に依存しています。年齢とともに体内水分は減少し、十分な水分が確保できないと食物の消化が妨げられます。
体から水分が失われている、または保持できていないと感じたら、意識的に水分摂取を増やすことが重要です。水分保持に関する情報は多いものの、失った水分を効率的に補う方法についてはまだ情報が不足しています。水分療法は、適切な水と塩分のバランスを保ち、腸の機能を正常に保つことを目的としています。
