ステロイドホルモンとは何か
定義
ステロイドホルモンは脂質分子で、細胞内で化学変化を引き起こすホルモンとして働きます。すべてのステロイドホルモンは、コレステロールと同様の骨格である、3つの6炭素環と1つの5炭素環、そして特徴的な側鎖から構成されています。
主なステロイドホルモンは、エストロゲン、プロゲステロン、アンドロゲン、グルココルチコイド、ミネラルコルチコイドの5類に分けられ、内分泌腺で産生され、様々な身体機能に影響を与えます。
産生
体内のステロイドホルモンは、内分泌腺(副腎皮質、下垂体、卵巣・精巣など)で合成され、血流へ放出されます。
代表的なステロイドホルモンには、テストステロン、コルチゾール、エストラジオール、プロゲステロンがあります。
機能
ステロイドホルモンは血中でタンパク質と結合し、標的細胞の膜上受容体に結合するとホルモンが放出され、細胞内で一連の化学反応を引き起こします。結果として特定の遺伝子が活性化され、酵素やタンパク質が産生され、ホルモンが引き起こした機能が実行されます。
重要性
ステロイドホルモンは、妊娠中の子宮内膜への胚の着床や乳腺の乳汁産生準備、男女の性器や二次性徴の発達・維持など、さまざまな生理的プロセスに不可欠です。
乱用
アナボリックステロイドは合成ステロイドホルモンで、筋肉量を短期間で増加させる目的でボディビルダーやアスリートが使用します。テストステロンに類似した構造で、適正な医療用途では有用ですが、乱用は脱毛、肝障害、特定のがん、心血管疾患などのリスクを伴います。
