米国における助産師の法規制と要件

助産師とは

助産師は、看護師や医師と同様に医療従事者の一種で、妊産婦のケアや分娩時の支援、産後のフォローアップを行います。主な目的は、妊娠・出産を合併症なく自然に進めることです。


ライセンス取得要件

多くの州(例:ニューヨーク州)では助産師に対しライセンス取得が義務付けられています。取得条件は、21歳以上であること、品行が良好であること、所定の教育課程を修了し試験に合格することです。申請時には手数料が必要で、ニューヨーク州の場合は295ドルが徴収されます。


感染症の予防

助産師は結核、性病、その他感染性疾患に罹患していないことが求められます。特に天然痘に対する予防接種を受けていることが必須です。


医師との関係

ほとんどの州で、助産師は認可された医師との法的契約(監督・指導関係)を結ぶことが義務付けられています(直接エントリーや認定助産師は例外)。業務範囲は医師の承認や裁量に左右され、契約違反は免許取り消しや法的制裁の対象となります。


不正行為(詐欺)

ライセンス申請時に虚偽の情報を提供した場合は違反となり、資格取得は認められません。身元や学歴の偽造は重罪とみなされ、裁判所の処罰を受けます。


保険の要件

一部の州では助産師に対し医療過誤保険の加入が義務付けられています。カンザス州などでは、代理責任保険だけでは不十分とされ、専門職賠償責任保険の取得が必須です。保険未加入の場合、合併症やミス、死亡事故が発生した際に助産師自身が訴訟費用を負担することになります。

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