馬を用いた理学療法の歴史
概要
米国ヒポセラピー協会(AHA)によれば、馬を利用した理学療法(ヒポセラピー)は紀元前5世紀のヒポクラテスの記述にまでさかのぼります。理学療法士は、歩行・座位・立位といった基本的な運動機能の向上を目的とした治療を提供します。
初期の歴史
フランスの神経学者シャサーニャックは1875年に乗馬の治療効果を観察し、神経障害や対麻痺患者のバランスや体制御が改善されることを報告しました。
発展
第一次世界大戦末期、イギリスのオックスフォード病院で馬療法が試みられましたが、体系的な理学療法として本格化したのは1960年代です。AHAによれば、1960年代にドイツ・スイス・オーストリアでヒポセラピーが確立され、1970年代に米国の理学療法士がこの手法を取り入れました。
ヒポセラピー(馬療法)
この療法は体幹の制御、バランス、筋力の向上を目的としています。患者は馬の動きや歩幅に合わせて微細な姿勢調整を行う必要があるため、体の感覚統合やバランス感覚の訓練に極めて有効とされています。
