習慣逆転トレーニング(HRT)とは?

習慣逆転トレーニング(HRT)とは

習慣逆転トレーニング(Habit Reversal Training、略称HRT)は、悪い習慣を断ち、代わりに望ましい行動を身につけることを目的とした行動療法です。習慣は「きっかけ」「行動」「報酬」の3つの要素が循環することで形成されます。

習慣形成の3段階

  • きっかけ(Cue):習慣を引き起こす刺激。例として、ドーナツを見る、ストレスを感じるなど。
  • 行動(Routine):実際に行う習慣的行動。ドーナツを食べる、タバコを吸うなど。
  • 報酬(Reward):行動後に得られる快感や安心感。ドーナツの甘さやストレス解消感など。

HRTの実施方法

HRTはこの循環を各段階で中断し、代替行動を学習させることで習慣を変えます。

  1. 自分の習慣を引き起こす「きっかけ」と「報酬」を具体的に把握する。
  2. 同じきっかけや報酬に対して、悪習慣以外の新しい対処法を考える。
  3. 新しい対処法を実際に練習し、習慣の置き換えを繰り返す。

例として、喫煙をやめたい場合、ストレスや退屈が「きっかけ」になることが多いです。その際、散歩や音楽鑑賞といった代替行動を取り入れることで、喫煙の欲求を減らします。

適用できる対象と実施形態

HRTは喫煙、過度の飲酒、薬物使用、ギャンブル、過食など、さまざまな問題行動に有効です。通常はグループでのセッションが行われますが、個別カウンセリングでも実施可能です。

安全性が高く、実践的な効果が期待できるため、生活の質や健康の向上に役立ちます。

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