サブオキシンとブトルファノール(スタドール)の危険な併用は? | 薬物相互作用
概要
ブトルファノール(商品名スタドール)は、一般名ブトルファノールのオピオイド鎮痛薬です。一方、サブオキシンはブプレノルフィンとナロキソンの合剤で、依存症治療に用いられます。これらを同時に服用すると、呼吸抑制、昏睡、最悪の場合は死亡に至る重篤な副作用のリスクが高まります。
代謝酵素と相互作用
ブトルファノールは肝臓の酵素 CYP2D6 によって代謝されます。ブプレノルフィンなどの他の薬剤が CYP2D6 の働きを変えると、ブトルファノールの血中濃度が変動し、副作用リスクが増減します。
- 【CYP2D6 阻害薬】 酵素活性を抑えるため、ブトルファノールの分解が遅れ、血中濃度が上昇しやすくなります。
- 【CYP2D6 誘導薬】 酵素活性が高まると、ブトルファノールの分解が速くなり、薬効が減弱します。
使用上の注意
上記の理由から、ブプレノルフィンを含むサブオキシンとブトルファノールは同時に使用しないことが推奨されます。併用が必要な場合は、必ず医師に相談し、適切なモニタリングと用量調整を行ってください。
