何度も刺す昆虫たち
刺す昆虫は、噛む昆虫とは異なり、刺針という穿刺器官を持ち、毒を注入します。中には何度も刺すことができる種もいます。米国アレルギー・喘息・免疫学会によると、毎年50万人以上が昆虫の刺傷で救急搬送されるとされています。刺された部位は赤く腫れ、痛みや腫脹が生じます。まれに、呼吸困難や舌の腫れを伴う重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすことがあります。
マルハナバチ(バンブルビー)
マルハナバチは黒と黄色の縞模様がある毛むくじゃらの体で、体長は約2.5cmです。ミツバチと違い、刺針に鉤(フック)がなく、何度でも刺すことができます。刺すのは雌だけで、刺針は生殖器官の一部です。巣は地中に作りますが、テラスや屋根裏でも見られます。刺されると数時間から数日続く痛みと痒みを伴う腫れが生じます。
スズメバチ・アシナガバチ(スズメバチ類)
ハチはミツバチと異なり、蜂蜜を蓄えることも作ることもなく、攻撃的な性格が特徴です。体は比較的細く毛が少ないです。巣は梁の下や建物の暗所に作られます。刺された際の症状はミツバチと似ていますが、アナフィラキシーを起こす危険性もあります。
イエロージャケット
イエロージャケットはスズメバチ科に属し、何度も刺すことができます。体は黒と黄色の縞模様で、約1〜1.5cmです。糖分に引き寄せられ、ゴミ箱や食べ物の周辺に集まります。巣は地下や木の幹、倒木などに作られます。
スズメバチ(ホーネット)
ホーネットはスズメバチの一種で、複数回刺すことが可能です。体は黒に白または黄色の斑点があります。代表的な種として、顔が大きく白い斑点を持つ「ハゲバチ」は約2cmで、滑らかな刺針を持ち繰り返し刺すことができます。巣は紙のような構造で木や低木に吊り下げられ、侵入者を攻撃します。ヨーロッパスズメバチは約3.8cmで、黒に黄色の斑点があり、空洞のある木に巣を作ります。夜行性で、滑らかな刺針により何度でも刺すことができます。
