小麦に被害を与える主な害虫とは?

小麦は世界中で重要な穀物ですが、さまざまな害虫が作物を脅かしています。代表的な害虫は10種以上ありますが、特に被害が大きいのは以下の4種です。

ヘシアンフライ(Hessian Fly)

ヘシアンフライは小麦にとって最も危険な害虫のひとつです。成虫は蚊に似た姿で、成虫の寿命はわずか2日間。その間に交配し、卵から孵化した幼虫(小さなナメクジ状)が植物の関節部から液体を吸い取り、成長を阻害します。結果として株が弱り、収量が減少します。

シリアルリーフビートル(Cereal Leaf Beetle)

成虫は翅鞘に平行した点の列があり、見分けやすいです。幼虫と成虫は葉を細長い線状に食べ進め、葉を食い尽くします。重度の被害では収量が最大で25%減少することがあります。幼虫は背中に光沢のある暗い丸い塊(糞)をつけているのが特徴です。

グリーンバグ(アブラムシ)

アブラムシの中でも「グリーンバグ」は小麦に大きな被害を与えます。吸汁時に毒素を注入し、葉が紫色に変色して巻き上がります。成虫は緑色ですが、成長すると背部に暗い縞が現れます。

アーミーワーム(Armyworm)

アーミーワームの幼虫は葉の縁から中心部へと食べ進み、葉を全て食べ尽くします。さらに、土壌レベルから根を食害したり、茎の先端をかじって倒すこともあります。大量発生すると収量が大幅に減少します。

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