自己傷害と関係する主な精神疾患
境界性パーソナリティ障害(BPD)
感情の不安定さや強烈な衝動、繰り返す自殺念慮が特徴です。BPDの方は、感情のコントロールが難しいため、自己傷害で一時的に安心感や支配感を得ようとすることがあります。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
トラウマ体験後にフラッシュバック、悪夢、回避行動、睡眠障害などが現れます。症状の緩和やコントロール感を求めて、自己傷害に走るケースがあります。
うつ病
深い悲しみや絶望感、無価値感が続く状態です。苦痛を外部に示す手段や、わずかなでも自分を支配できる感覚を得るために、自己傷害が見られることがあります。
不安障害
過度な緊張や恐怖、心配が常に伴います。不安を和らげるために、身体的な痛みで一時的に心の緊張を緩和しようとする行動が見られます。
物質乱用
アルコールや薬物の依存は精神的な不安定さを増幅し、自己傷害を伴うことがあります。依存症のストレスや罪悪感への対処として自己傷害が用いられることがあります。
摂食障害
過食・拒食などの異常な食行動が特徴です。体像への不満やコントロール感の欠如を埋めるために、自己傷害が併発することがあります。
その他の精神疾患
双極性障害、統合失調症、他の人格障害などでも自己傷害が見られることがあります。
自己傷害は弱さの証ではなく、適切な治療が必要な精神的なサインです。
