噛むことができる飛行昆虫
昆虫は頭部、胸部、腹部の三つの体節からなる動物で、3対の関節足と1対の触角を持ちます。外骨格という硬い外殻が保護と支えを提供し、節足動物門に属します。多くの昆虫は胸部に翅を持ち、空中を飛翔します。飛ぶ昆虫にはアリ、ハチ、チョウ、ハエ、ブヨ、蚊などがいますが、中には人や動物を刺して血液を吸う種もあります。
蚊(か)
蚊は世界中に分布する小型の飛行昆虫です。口器は皮膚を刺す形状で、血を吸うのは雌だけです。雌は卵を産むために血液中のタンパク質が必要です。
蚊に刺されると、赤く盛り上がった腫れ(膨疹)ができ、周囲の皮膚が赤く斑状になります。かゆみが主な症状ですが、地域によってはマラリアやデング熱などの重篤な感染症を媒介します。
ブヨ(黒ハエ・ミジンコバエ)
ブヨは黒ハエやミジンコバエとも呼ばれる微小な飛行昆虫で、全世界に生息し、卵は水辺に産みます。血を吸うことで生き延びるため、衣服の下や髪の毛に潜んで刺します。刺されると痛みと腫れ、かゆみが生じます。
ウマバエ・シカバエ
ウマバエとシカバエはタバナ科に属し、全世界に広く分布しています。シカバエはウマバエより小型です。雌だけが血を吸い、産卵に必要なタンパク質を得ます。鋭い顎で皮膚を切り、非常に痛い刺し傷を残します。刺部は硬く赤い腫れとなり、治癒には数週間かかることがあります。
黒ハエ
黒ハエは世界に約1,800種が知られ、血液と花蜜の両方をエサとします。刺されると小さな赤い点と腫れが現れ、数日で激しいかゆみと腫れに変化します。チフスや赤痢、河川盲目症(リバー・ブラインドネス)などの疾患を媒介することがあります。
