茶色の世捨て蜘蛛に噛まれたときの兆候と症状
茶色の世捨て蜘蛛(Brown Recluse)は、アメリカ中西部原産の小型クモで、直径は1円硬貨ほどです。名前の通り人間を避けますが、まれに皮膚を噛むことがあります。多くの噛みは1週間程度で自然に治りますが、場合によっては重篤な健康リスクを伴います。
外部症状
外部症状は他のクモに噛まれたときと類似しています。1回の噛みで1対の牙痕が残り、以下のような症状が現れます。
- 蜂刺しに似た激しいかゆみと痛み
- 水疱や発疹の形成
- 切開部の炎症と赤み、次第に青白い変色
- 数日後に硬くなったしこり(嚢胞様)ができ、最終的に消失
全身症状
外部症状と同時に、体全体に現れる症状が出ることがあります。
- 吐き気、嘔吐、倦怠感、発熱などの感染様症状
- 関節痛や全身のだるさ
- 免疫力が低下した子どもや高齢者、体調不良者では、腎不全や肺機能障害にまで進行することがあります
重篤な合併症
約3分の1の被害者で症状が悪化し、以下のような深刻な合併症が起こります。
- 神経麻痺やアナフィラキシーショック
- 重度の感染、壊疽、黄色ブドウ球菌感染
- 組織壊死による筋肉量の永久的喪失、腎不全
- 傷口が最大30センチメートルに拡大し、皮膚移植など外科的処置が必要になることも
- 極めて稀ですが、適切な治療が行われない場合は致命的になることがあります
