一般的な住宅クモの咬傷について

北米では、住宅内で見かけるクモのうち、特に注意が必要な3種があります。ブラウン・リクルーズ、ブラックウィドウ、そしてホーボーです。いずれの咬傷も危険性があるため、咬まれた場合は速やかに医師の診察を受けることが重要です。可能であれば、クモの外観を記録するか、捕獲して持参すると、適切な治療が迅速に行われます。

ホーボー(Hobo)

ホーボーは北米で最も一般的な住宅クモの一つで、別名「アグレッシブ・ハウス・スパイダー」と呼ばれますが、これは繁殖の速さを指すもので、咬む頻度が多いわけではありません。咬まれた直後は痛みがほとんどなく、気付かれないこともありますが、周囲に赤みが現れることがあります。毒が注入された場合(約50%の確率)、咬痕の周囲が腫れ、水ぶくれができ、破裂することがあります。傷は数日から数か月かけて治り、痕が残ります。症状としてはインフルエンザ様の倦怠感、嘔吐、頭痛などがあります。

ブラックウィドウ(Black Widow)

ブラックウィドウは世界的に恐れられるクモですが、最も致命的というわけではありません。咬まれると患部に強い痛みが生じ、毒が全身に回るまでに20分以上かかることがあります。主な症状は腹部や肩、脚など大きな筋肉群の激しい痙攣で、時に心臓発作や虫垂炎と誤診されることがあります。その他、めまい、吐き気、嘔吐、呼吸困難、震えなども見られます。

ブラウン・リクルーズ(Brown Recluse)

北米で最も危険とされるクモがブラウン・リクルーズです。人里離れた暖かく乾燥した場所、例えば地下室などに潜んでいます。毒は非常に強力で、毒蛇の毒よりも毒性が高いとされていますが、注入量は少量です。咬まれた直後は痛みがなく、蜂に刺されたように感じる程度ですが、2〜8時間後に激しい疼痛が現れます。症状には嘔吐、発熱、筋肉痛、かゆみ、まれに腎不全や昏睡、最悪の場合死に至ることもあります。毒は組織壊死を引き起こす酵素を含み、傷は常に痕を残し、治癒まで数か月かかります。特に7歳以下の子どもは重篤化しやすいため、咬傷が疑われたら速やかに医師の診察を受けてください。

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