クモに噬まれた際のアレルギー反応
ほとんどのクモの噛み傷は軽い刺激程度で済みますが、稀に毒に対するアレルギー反応を起こす人がいます。めまい、嘔吐、最悪の場合はアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。
意義
通常のクモの噛み傷は痛みや皮膚の赤みを伴う程度ですが、毒にアレルギーがある場合は症状が急速に重篤化します。
種類
すべてのクモに対してアレルギー反応が起こり得ますが、特に黒クモ(ブラックウィドウ)や茶色の隠れクモ(ブラウン・レクルーズ)に噛まれると症状が顕著です。ブラックウィドウの噛み傷は筋肉痙攣、四肢のしびれ、頭痛、めまい、嘔吐などを伴います。ブラウン・レクルーズの噛み傷は大きく変形した水疱と赤い輪郭が現れ、破裂すると拡大する潰瘍が残ります。
影響
アレルギー反応は軽いインフルエンザ様症状(発熱、発汗)から、喉の腫れや呼吸困難を伴うアナフィラキシーまで幅広く現れます。唇や舌の腫れ、喉のかゆみ、噛まれた部位やまぶた・手の腫れ、全身に広がる蕁麻疹(赤く盛り上がった痒い発疹)も報告されています。
注意点
自分がクモの噛み傷にアレルギーがあることに気付いていない人は、実際に噛まれたときに重篤な症状に発展するリスクがあります。既に他の昆虫や様々なアレルゲンに対してアレルギーがある人は、クモの噛み傷にも注意し、緊急時に備えておくことが重要です。
誤解
ほとんどのクモは毒を持っていますが、体が小さく毒が弱いため人間に深刻な被害を与えることは稀です。生命に関わる危険は、被害者がアレルギーを持っているか、複数回噛まれた場合に限られます。
警告
アナフィラキシーを起こした場合、速やかに治療を受けなければショック状態に陥り、放置すると致命的になる可能性があります。症状が出たらすぐに救急医療を呼び、エピペン等の応急処置を行うことが必要です。
