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膀胱がんの進行期とは

リスク要因と症状

膀胱がんの明確な原因は分かっていませんが、喫煙、40歳以上、男性、個人または家族に膀胱がんの既往があることなどがリスク要因とされています。

主な症状は血尿、排尿時の痛み、頻尿、尿意を感じても排尿できない感覚などです。これらの症状があるからといって必ずしも膀胱がんとは限らないため、疑いがある場合は医師の診察を受けましょう。

ステージ分類

膀胱がんは0期からIV期までの4段階に分けられます。ステージは治療方針や予後に大きく影響するため、正確な診断が重要です。

0期は上皮内がん(表面のみ)で、I期は粘膜内に限局し筋層に達していません。III期は筋層を突破し周囲組織(前立腺、子宮、膣など)に浸潤しています。IV期は骨盤壁・腹壁・リンパ節・他臓器へ転移した状態(転移性)が該当します。

治療法

治療には手術、化学療法、放射線療法、免疫療法が用いられます。進行膀胱がんに対しては、根治的膀胱全摘術(ラジカルシステクトミー)が標準です。手術では膀胱、近傍リンパ節、尿道の一部を除去し、男性では前立腺・精嚢・精管の一部、女性では子宮・卵巣・卵管・膣の一部も切除します。術後は人工的に尿を体外へ排出するルートを作ります。

根治手術が不適応の場合は、放射線療法が代替手段となりますが、術前放射は進行例での生存率向上には寄与せず、消化管への副作用が増大します。

化学療法はIV期では静脈内投与が中心で、表在期では膀胱内投与(膀胱内注入)が行われます。代表的なレジメンはCMV(シスプラチン、メトトレキサート、ビンブラスチン)やMVAC(メトトレキサート、ビンブラスチン、ドキソルビシン、シスプラチン)です。転移性膀胱がんの標準はMVACです。

予後

表在期に診断された膀胱がんの5年生存率は約85%です。一方、転移性膀胱がんの2年生存率は約5%と低く、予後はステージ、腫瘍の生物学的特徴、治療への反応によって個別に異なります。

膀胱がんと共に生きる

進行膀胱がんは「完治」よりも「管理」が現実的です。栄養士や主治医と相談し、体重維持や筋力維持に必要なカロリーとたんぱく質を摂取しましょう。膀胱全摘後にストーマがある場合は、リハビリテーションや腸ストーマ専門のセラピストが適切なケア方法を指導します。

精神的なサポートも重要です。サポートグループ、臨床心理士、病院のソーシャルワーカー、膀胱がんサバイバーとの交流など、さまざまな支援が生活の質向上に役立ちます。

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