紡錘細胞肉腫の概要と主なタイプ
紡錘細胞肉腫は、顕微鏡で観察したときに癌細胞が紡錘形をしていることから名付けられた肉腫です。主に40歳以上の患者に診断され、結合組織や骨に発生する4つの代表的なタイプがあります。
骨未分化肉腫
骨未分化肉腫は、分化が不十分な細胞が軟部組織や骨に腫瘍を形成した状態です。顕微鏡検査だけでは、腫瘍がどの細胞系統から来たのか、あるいは転移前にどのような細胞であったのかを判別できません。
悪性線維組織球腫
悪性線維組織球腫は、主に中高年者の四肢の軟部組織や骨に多く見られます。代表的な亜型として、ストロフォーム‑多形型、粘液型、巨細胞型、炎症型の4つがあります。
線維肉腫
線維肉腫は、20歳から60歳の間に発症しやすい稀な癌で、主に大腿部の線維結合組織に発生します。特殊化した癌細胞が特徴です。
平滑筋肉腫
平滑筋肉腫は平滑筋から発生する腫瘍で、極めて稀に骨に生じることがあります。全身のどこにでも発生し得ますが、高齢者に多く見られます。
腫瘍様病変
外傷や打撲による腫脹など、見た目が肉腫に似ていても悪性ではないケースがあります。正確な診断のためには、画像検査や組織診断が必要です。
